出会い

 前に書こうと思っていたら書くことを忘れ、不意に思いだしたので書こうと思います。そんな大した話ではないんですけれどね。

 訪問の際にバスに乗ることは珍しい事ではありません。電車の駅よりもバス停のほうが近い方もいます。歩ける距離ではないと思ったら、バスを利用します。
 日によってバスの利用がかわりますが、その日はいつもより少し人が多い印象がありました。お母さんと小学生くらいの子どもが乗ってきました。最初見たときには就学前くらいだと思っていました。話し声が聞こえてきてどうやら小学生で、現在学校へ行けていない様子。そっかぁ、一つ前の席にはそういう相談を受けている人がいるんだけれどなぁと思いつつ、ちょうど降りるところだったのでそのまま僕は降りました。

 なかなかこういうタイミングって多くないかなと思いました。こうした仕事をしている人も多くないと思いますし、また不登校の子が外出するということもそれほど多くないのかなと思うので。あともう少しタイミングが異なっていたら、どうなっていたのだろうと。雑談くらいはするかもしれないです。

 その出会いでどう変わるかわからないですが、雑談して楽しかったな、良い時間をすごせたなって思えたらよかったかなと思いました。子どもの笑顔が見れて親御さんもまた少し安心ができたらなんて思ったりもして。まぁ、それほど困っておらず、楽しんでいたらいいのですけれどね(笑)
 
 人の生活というのは、こういう感じなのかなと思いもしました。こうあったらいいとか、そういうことのきっかけは実は目の前にあったりして。また、すでに手の中にあるけれど、見かたを変えないと望んだ形に導くものとして発揮されなかったり。僕の目の前にはどれくらいそうしたものがあるのでしょうかね。ものすごい数がありそうですね(笑)なんとなく自分はチャンスを逃しやすい性格なんだろうなとは思っているので。