未来予想図が描けない

今月も終わりにむかっていると思うと早いものですね。


最近ちょっと思うのは、進路について。
本人も親御さんも結構焦っていて。
個人的に、進路(この先の道)を決めるのはそう難しくないんじゃないかなと僕は思ったりする。
不登校であれば学校に行くであれ、適応指導教室に通うであれ、不登校の子どもをフォローしてくれる学校に転校するであれ。
また、就労を支援してくれる場所や、作業所、バイトや正社員になるにせよ。
何かを選択し、そこへ所属する。
問題になるのは気持ちの部分なんだと思うんですよね。
動けないときというのは、自信もなければ不安も強い。
そのときに自分が何ができるかなんて考えても、「できない」という気持ちや考えが膨らむだけで辛くなる。
そうすると、どういうところで自分はやっていけるのか全く描けなくなり絶望する。
そして動けないでまた明日をむかえる・・・苦しい。
気持ちに余裕がないとなかなか未来の道を描いたり、きりひらくのは難しいものなんだと僕は思うのです。


たぶん、本人にはできることはあるんだと思います。
所属できる場所もある。友達になってくれる人もいるし、友達になる力もある。
でも、そうした未来を描いたり、行動するエネルギーや自信が今はない。
そういうことなんだと思います。
一歩何か行動できるようになるには、まずは今の生活より気持ちが少し楽になること、楽しみがあることそれが大切なんじゃないかと思います。


なかなか焦りがあると「やりたくないけれど、やらねばならぬ」という思いがついて回るかたもいます。
それとの付き合い方も考えないといけないので、気持ちが楽になることだけをやろうというのを見つけるのはむずかしいかもしれないですが。
そうしたことも考えながらひとつひとつ経験を積み上げられたらいいのかなって思ったりします。
自信を得た先に見えるのは、たぶん今よりも少し明るい未来なんだと僕は思います。