訃報

みつ屋のフリースペースを利用された方へ
依田欣也さんが亡くなられました。謹んでお知らせします。
依田さんは今年の1月4日に体調急変により第二日赤病院に入院されました。
一時はICUに入る重篤な状態になりましたが、その後、急性期は脱したため
3月3日に愛知国際病院へ転院されました。
ところが、数日前から状態が急変し、3月18日18時56分に亡くなられました。



子供の家でのお別れ会 3月20日㈭ 12:00〜14:00
前夜式 3月20日㈭ 18時〜
告別式 3月21日㈮ 13時〜14:30

プレヤ千種
千種区城山町3−13
東山線本山駅 ないし 覚王山

※告別式等はキリスト教の形式により執り行われます。
※お供え、ご供花などはご遺族の御意向により謹んでご辞退いたします。




みつ屋が子供の家でフリースペースをはじめたのは2010年の秋でした。
そのころ、まだ生涯学習センターでフリースペースをやっていました。
そんなときに、子供の家に顔を出していた僕に子供の家でフリースペースをやる話しを持ちかけてくれたのが依田さんでした。
まだフリースペースという活動の日が浅い僕としては少し不安もありました。
ただ、ひとつ拠点になりうるものができるというのは、みつ屋としても大きな活動の力となりました。
拠点を子供の家に代えることで、利用する人も多くなりました。
また、活動の幅も広がりました。
今までは、話すだけの時間でしたが、料理をしたりバーベキューをしたりすることができました。
話しをするにせよ、ひとつの部屋ではなく、空間を分けて話しをしたり、ゲームをしたりすることもできました。
さまざまなバリエーションの活動、そしてさまざまな出会い、さまざまな経験。
あれかもう4年も子供の家で活動できていることにとても感謝しています。


みつ屋の活動があるときに、依田さんはいつもいらっしゃっていました。
時に利用者さんと話したり、時にイベントに参加されたり。
なかにはピアノを教えてもらう人もいました。
僕自身、依田さんと特別に話しをするということはほとんどありませんでした。
顔を合わせた時に挨拶したりする程度で。
灯油を買いに行くときの二人だけの時間というのは、なかなか緊張するくらいの距離感で。
しかし、振り返れば、共育ちのメンバーのなかで、僕が一番関わったのは依田さんでした。
灯油を買いにいったときに、みつ屋のこれからについて依田さんの思いをききました。
依田さんは僕の活動を気にかけてくれていたのだと、今思い返すと胸があつくなる思いがします。


今年フリースペースは1月1日からありました。
そのときに依田さんとお会いしてかわした「あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」。
このどこにでもあるありふれた挨拶が、最後になるとは思ってもみませんでした。
僕がフリースペースにいっても、もう依田さんのピアノの演奏は聞こえてきません。
とても、さびしいです。
でも、またあの空間にいればあの時のメロディは聞こえてくるんだと思います。
今まで本当にありがとうございました。
素敵な出会い、さまざまな経験を与えてくれたことに感謝しています。
どうぞ、安らかに・・・。


みつ屋 木田隆顕