NHKでやっていた発達障害に関する話し

コメントをいただいて、さっそくNHKの番組をみました。


5月18日(金)
NHK総合テレビ
22:00〜22:50
情報LIVEただイマ!
「急増する大人の発達障害


たしかに「急増する」というのは、ひっかかりますね。
ひとつは、昔からそういう人たちはいたということ。もちろん、増えているかもしれないけれど実際のところ不明だと思う。
もしかすると減っているかもしれないし。
「急増」というとなんとなくマイナスの印象の時につかう言葉に思える。
驚異的なものが一気に増えたみたいな。なんだろう、良い時に「急増」って言葉使うかな。思いつかない。
もちろん、単に急に増えてきましたよ〜ってことだけを述べているといわれればそうなのかもしれないけれど。


途中ひっかかる言葉はあったんだけれど、どこまで番組に求めるかってことだと思う。
たとえば、「見過ごされてきた」ってあったけれど、見過ごしてはいけないことなのだろうか。
見過ごして生活できていればいいと思う。診断を全員受けないといけないわけじゃないし、別に苦しんでいなければいいわけで。
と、まぁそういう細かいところを求めるよりも、研究が進んでいるということやそういう人がいるんですよってことが知れ渡ればよしとするか。
そうそう、研究が進むことに対する危惧で、最後にコメントしていた女性が言っていたことは重要ですね。
それによって、障害のある人に対するレッテルが張られる(それが強まるとも僕は受け取った)ってこと。
それはちょっと前の記事でも書いたと思います。大阪の条例の話がでてきたときに、ついでに話した研究が進むことに関して。


そうそう、番組の中で子どもの頃に発見すると「対処ができる」といっていた。
もちろん、大人になると「対処ができない」ということではない。たぶん子どものころに発見することで「対処がしやすい」ということなんだと思う。
しかし、現実的に、それがわかっても周りが理解してくれるかどうかということが重要だったと思うのさ。
それがわかっても、何もかわらなければ本人や家族は苦しむだろうし。
まぁ、確かに発達障害とわかれば対処はしやすいだろう。それは大人でも言えると思うんだけれど。
子どものころのほうが柔軟性があるということかな?それとも時間があるということか?
発達障害のある人というのは柔軟性を問われると少しきつい。こだわりやら物事のとらえかたのかたよりからね。
もちろん、発想としては柔軟かもしれない(本人にとっては普通の考えをしただけかもしれないが)。
大人の発達障害であっても、積み重ねていくことだってできるからね。
とはいえ、大人で発達障害がわかった場合、なんらかの二次障害が発生している可能性が高いということを考えれば確かにそうなのかもしれないね。


それと、個人的に血液でわかるというのをみて、それを知った人は少し注意がいると思う。
ひとつは、それならみんな検査を受ければいいじゃないかってなってしまう考え方。
はじめらか発達障害があることが悪みたいな感じね。これは暴力的なのでやめましょう。
本人が不自由なく生活して、周りも問題なければ診断を付ける必要がないわけです。
その診断を受けることによって、傷つく人もいるわけですよ。
もちろん、安心する場合もあるが。
なので、むやみやたらに検査検査とすすめないことが必要・・・って、さっきのコメンテーターの人の話に近くなってしまった。重複する感じはいや。
もうひとつは、それによって「発達障害の疑いあり」で終わってしまう場合。
これは他の検査でもそうなんですけどね、診断だけくだされても何もできないわけですよ。
一般的にこういう傾向があるから、一般的なこういった関わりや物事の対処をしまようじゃ問題は解決されないわけです。
それはあくまで誰かに簡単に説明するのに便利なものであって、支援としては不十分な情報量なわけです。
結局何が苦手で、どうすればそれないにでも十分にでもなんとかなるのか。
また、そうした苦手からどういった状況に陥る可能性が想定されるかとか。
そして、何が得意でそれを活かしたり、伸ばしていくことの可能性。
さまざまな細かい情報が必要なのです。なので、発達障害か否かの診断だけはあまり意味をなさないと僕は思うのです。
そこで終わらないことが大切ですな。


番組で少しずつ言葉が広がってきたとおもう。これはよくもわるくもさまざまなことがおきるんじゃないかって思う。
とはいえ、認知されて、発達障害というのが特別な話題であったり、特別な人間でなくなったりす日が来るための一歩じゃないかと思ったりするのです。
そういえば、上司の誘いに対して「見たいテレビがあるので」ってあったけど、僕は心のなかでそう思ってますよ。
それじゃあまずいと思って他の言い訳を考えるのですが思いつかずに沈黙してしまうことがよくありますが。
ポイントが面白かったよね。それが失礼で、マナーとしてはアウトだよねって前提でない話の展開だったので。
じゃあさ、あれって友達の誘いだったらどうだろうか?彼氏や彼女からのデートの誘いだったら?
こまるよねぇ〜、ごめん、僕は困ってしまうの。そしてきっぱり断ってしまうの。「ゲームしたいんで」と心で叫んで。
さすがに、それも最近は自重するようにしてますよ。付き合いというものを少し心がけていますよ。
でも、最初に反射的に「無理です」といいかけてしまうのです。それを言わないように我慢するところからはじまるのです。うひひ。


それとケーキをおじさんのためにつくったの〜ってテストね。
おじさんのためにチーズケーキを作る母親と娘→おじさんがくる→おじさんにケーキを作っていることを伝える→おじさんチーズケーキは苦手という。
正直、おじさんの「チーズが入っているのはダメだから(チーズケーキを作っているとは知らない)」ってセリフ、僕はいってしまうわぁ〜。
そういう言い方はしないけれど、「僕はこういうのは苦手です」と宣言してしまうね。正直者なんで。
というより、その話題のネタになる情報をはなすと自然とそれがでてくるといったほうがいいのか?内容を対して加味していない。
場を気まずくするかどうかの言葉らしいけれど(そういうのがわかるかどうかのテスト)、
つくっているのがチーズケーキでなければ、場は気まずくならないのでいいじゃないかって思ったりする人は僕だけではないはず。
しかし、それを言えば、チーズケーキをつくっているかもしれない危険性はでてくるのです。そして場の空気が悪くなる。たしかに。
って、「おじさんのためにケーキつくってる」って会話の流れで危険な発言であることの想定するより、答えることにあまた使っているから思いつきにくいよね。
まぁ、場を悪くしたってその人だけのせいじゃないでしょ。なんかそんな発言をした人が悪者みたいですが。
ケーキをつくるならあらかじめリサーチしてもいいのではないかということだ。
それを怠ったということはですね、食べれないかもしれないという危険性を・・・なんてことを心の中で思いながら無理して食べるんですよ。
そして「おいし〜」といってしまうのです。できた子でしょ。
そうそう、たとえばこんなやり取りはどうかとさすがの僕でも思うが・・・


「おじさんのためにケーキを作ってるの」
→「チーズケーキは苦手だから」
→「え!チーズケーキつくってるんだけど・・・」
→「じゃあ遠慮しておきます」


断るにも言い方があるでしょ。
断ること自体がNGか?NGなのか?食べれなくないものだったら僕は食べますよ。僕の地位と名誉のために弁解しますが(笑)
食べれないほど嫌いなものはないんですけど、極力食べたくないものはあるけど。
どうなんでしょうね。
そうそう、今思ったんだけど・・・
「おじさんのためにケーキを(以下略)」
→「何のケーキだい?」と探りを入れるのはいい手だと思う。
でもさ、でもですよ!!
もし、苦手なチーズケーキだったとして僕が「いやぁ〜、楽しみだなぁ〜」なんてことをいって「うまいうまい」って食べたとするよ?
次から毎回チーズケーキがでてきたらどうする?僕はずっと我慢して食べ続けるか、他のケーキをリクエストするのか?
それとも、断る手段をみつけるのか?
もしだよ、ここでうまくチーズケーキの流れを断ち切って進路変更できたとしてだよ?
「おじさんチーズケーキ好きだったよね?」とかいって、誕生日に作ってきたらどうする?
その優しさと、いやだなぁ〜って気持ちのはざまで自己嫌悪充満させて誕生日をすごすのかい?
もうそんな人生考えられないわ!!ひぃーっ!!
そこまで究極的な流れを想定して、なんてこたえるんだい?やっぱり僕は「チーズケーキは苦手なんで」と宣言してやりますよ!!
ちなみに、チーズケーキは好きです。


とまぁ、こういった僕のくだらない小話に納得をしないでほしい(笑)
相手によって素直に伝えてもいいんじゃないかと僕は思ったり、逆に場の空気を壊してしまわないように気を遣ったり。
それと重要なのは、場の空気を壊してもある程度修正する力というのも一つだと思う。
壊さないことばかりやっていては、なんかつかれるじゃない。
そうすると、人と関わるのがめんどうになってしまうでしょ。
上手に謝る方法みたいな。うまくかわす方法とか。失敗しても大丈夫って思えることは大切だと思うの。


話しが長くなったのでここでおしまい。
番組を見ていない人はこれを読んでもいまいちぴんとこないかもしれない。
いや、番組を見ていた人であってもそう感じるかもしれない。
読みにくかったらごめんなさい。


ちなみに、番組でASDアスペルガーといっていましたが、なんかひっかかっていました。
アスペルガーを略するとASなんですよね。
仮にASDだとしても、アスペルガー症候群自閉症タイプを包括する言葉ではないです。
包括する言葉は、広汎性発達障害であったり、自閉症スペクトラムのはず。
んで、さっき調べたらASD自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorders)の略らしい。