全国大会

今日は江南へ行ってきました。
SEPY倶楽部さんの親の会の大会(全国版)に参加。
遠いところからの参加もあり、さすが全国版といったところ。
神奈川の方にはさすがに親しみがわく。
ご本人と親御さんの話は、なかなかどこで聴いても身体に入ってきますな。
ご本人の話しで、


今までなんだかわからないけれどせかせか歩いていた。
それをやめてふとゆっくり歩くといろんな人の背中が見えた。


これは、すごい気づきだと思いましたね。
それからは落ち着いてものを考えられるようにもなり、まわりをしっかりとみて
判断できるようになったというのはすごいねぇ。
それで人生が変わったともいっていましたね。
生まれた瞬間のときのあの感じなんでしょうかね。



そうそう自律訓練法ってシュルツって人が考えたのをやったよ。
本で知っていたけれど、体験するのは初めて。
すげぇ〜ことをやった人だと実感した。



グループシェアで、いろんな親御さんの話を聴きましたよ。
他県から見えているかたもいました。
すごいねぇ。何がすごいって、自分に対する気づきがすごいと思った。
さまざまな自分のことに対する気づきが。
うちのスタッフとして働いてくれないかしらね(笑)
ひとりひとりの気づきというものをじっくりと味わってみましたよ。
それぞれがさまざまなことに気づいて、考えて、悩んで、苦しんで。
今日は完全に聴いている人くらいの立場だったので、僕としては
じっくりと聴いていられましたな。


そういえば、これに出ていてふと思った。
うちの母親もある意味不登校の子どもをもった親に触れるような感じを
うけたんじゃないかなぁ。
なぜって、僕がやっている活動って、普通とちと違いますわな。
ここで言う普通ってなにかといえば、どこまでか学校へ行って、その後あるところに就職して
そしてお勤めをする。
僕みたいな活動でも、どこかでやっているところに属するのではなく
完全に0の状態からスタートするわけで。
しかも、いったいこの先はどうなるのかなんて親からすればわからんでしょうね。
僕もよくわかりません。方向はわかっていても何がまっているかなんて。


「俺、ロックバンドで飯食っていくわ」といっているのに近いかもしれない。
それにある意味OKだした自分の親はすごいと思う。
不登校の状態ってのも、そうだと思う。
この先どうなるかわからない。今まで自分(親御さん)が当たり前と思っていた
道をそれて違う道に立っているのだ。
しかも、その先をすすもうとしたら・・・まぁ、僕と似たようなもんですかね。


僕の親はおそらく心配がないといったら嘘なんだろう。
しかし、そこには僕を信じている、つまり信頼があるのだろう。
それともろもろの何か。僕にはよくわからんのですが。
親のほにゃららほにゃしらずです。
まぁ、知らんほうがいいこともあるのです。一生懸命やることが大切なんだと
お前が言うな的なセリフをはいたりして。


人には大きく二種類の人がいる。
ひとつは、敷かれたレールの上を走れる人、それがしっくりくる人。
もうひとつは、そのレールが合わない人。


たぶんそれだけのことなんだと思う。
合っている人が大人になってはずれたり、子どものころは脱線していたけど
大人になってレールにのったり。
最初から最後までレールの人、脱線しまくっている人。
どちらがいいとか悪いとか、当たり前ながらかっこいいとか悪いという話ではない。
生きづらいかそうでないかが重要だと思ったりする。根本的に。本質的に。



これはまた違う話。
たとえば、乗っていた船が沈没しそうになったときに、あなたは誰をみるだろうか。
誰を頼るだろうか。そうだね、船長だね。「自分」とかいったらかっこいいけど。
その船長がオロオロしているのと、どーんと構えて周りの状況を落ち着いてみているのとどちらが安心か。
オロオロしてはいけないとはいわない。子どもを思えば思うほど不安が強くなることがあるので。
そういう自分がいるということに気づくことはひとつ大切なことだと思う。
一方で、オロオロすることからくる印象ってのが生じることもまた事実だと思う。
子どもが不登校になると、不安がおそったり本人とどう接していいのか
わからなくなることがある。そこでやはりオロオロしてしまうだろう。
ちなみに、気づいていないかもしれないが、表情にでている親御さんは
結構イベントのグループシェアみられます。
他人の僕でも気づくのだから、何十年も一緒にいる子どもならバシバシ感じている可能性はあるよね。
「隠したってむだだよ、だって僕はあなたの子どもなんだから」なんてこともいわれそうだ。
不安そうな顔をしているときに、


「しっかりしろ!!バシッ!!子どもがこんなに苦しんでいるのに
親のアンタがそんなんでどうすんだ!!
そんな顔してないで、あんたは何もいわずドーンとかまえていりゃーいいんだ!!」



そして、僕の熱いメッセージを受けてお母さんはこういうんですよ









「・・・親父にもぶたれたことないのに!」




ガンダム




「しっかりしろ・・・」からは冗談ですが。
不安感やさまざまなものからどうしてもオロオロしてしまう。ぬぐえない。
そんなときに代わりとして僕らがいるわけです。
責任は重大。こちらも覚悟がいるわけですな。
個人的には、いつの日か船長交代(親御さんに)しようと狙っているのですが。
とにかく頼れる存在というのは大切だと思います。
まぁ、父親でも母親でも近所のおじさんでも誰でもいいのです。頼れる人からくる安心感は
人がすすむためのエネルギーになります。
僕も帰れる家がある。だから飛び出しもするのです。
安心できるつながり、場所って大切だよねって話を大きくするつもりはなかったのですが
便乗して大きくしてみました。
ここでは、安心できるつながりが大切ということ。



なんかいろいろ書いた。
たぶん、これはシュルツの陰謀なんだと思う。
それはなぜって?




・・・






気の利いたオチも用意していないのに「それはなぜって?」なんて無茶振りをして
自滅したこの僕の勇気を後世に残してほしい。